証券ビュー

アンコール伊勢町

12日からPKO表面化 5月今年が終わり11月に来年  (2013.06.13)

前日のシカゴ先物400円安が現物に波及。日経平均1万3000円の攻防になった。4月の機械受注前月比8.8%減、長期金利も一時0.900%と旗色が悪く値嵩に年金、ETFに日銀の買いが入った模様。引けにかけて持ち直した。前日述べたように、5月23日から調整10週。7月第4週「21日」の参院選明けまでかかる見込み。この間4の矢を含め幕間とみられ、12日から政府系金融機関と日銀によるPKO表面化。1万3000円を下限に管理相場に入った。このため、戻り売り一貫。3分の1、2分の1、モノにもよるが全値戻し。来週から月末株主総会が集中するため、総会前日か当日戻り高値をつけると考えられる。値幅10日、日柄で10週、さらに昨年11月から上げ始め10ヵ月目の9月が転機。ドイツの総選挙後欧州危機再燃、東京の五輪落選も気懸かり。5月高値の期日が11月だけに昨年の因縁がついて回る。その点6、7月に待機資金をつくれば、ブラックマンデーの仕掛けにも対応できる。国内勢は外資の高速、高頻度、複雑な金融取引に目をむきお手上げの状態。若干でも待機資金の備えがあれば乗り切れる。日経平均の3分の1戻し1万3900円、2分の1が1万4400円、5月23日の中値1万5111円も戻りの目安。全値戻しに越したことはない。2014、15年曲がりなりにアベノミクスが動き出す。2月26日に2012年度予算で可決された補正13兆円の執行が口火。予想以上の円安で輸出採算が大幅に改善し、個人消費、設備投資を促すのも2014、15年。実体経済の好転を見越し業績相場が狼煙を上げる。つまり、5月23日今年が終わり、11月に来年が始まるわけだ。冷静、前向きに大回り3年を吸収。日本が欧米や中国、韓国より有利な体勢になるまで待つしかない。9〜11月に日経平均1万円割れの仮説にしても、倍返し2万円の業績相場が見込まれる。大勢■■■(****)、■■■(****)が上場来高値1170円、8350円を突破するまで強気。バイオ関連も桁外れ。個人消費、設備投資まで資金が回り出すと手がつけられない。今は画餅としても、来年日銀が期限を定めず毎月13兆円金融資産を買うとどうなるか。入口で悲観しても始まらない。FRB議長なら「もっとお金を刷って名目GDPを増やせば財政再建なんか簡単にできる。なぜしないのか。日銀は政府の子会社でバランスシートなど気にしている場合か」という。日本は船頭の多い国だけに毎日もまれ粘りが幸いしそうだ。
12日の日経平均28円安。大引け1万3289円。東証1部の出来高29億9300万株、売買代金2兆2700億円にダウン。6月物が300円安で寄り100円安の1万3280円引け。10年債利回り0.870%で変わらず。胸を撫で下ろした。目先■■■(****)、■■■■■■■(****)の戻り25万円、800円。■■■■■(****)の場合、2600円が関門。18日に総会を控え来週明け高いとみられる。26日■■■■■(****)の上場でバイオ関連一巡。むしろ、2014、15年の方が大きい。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)も仕切り直し。今秋予想されるフルイで引き締まる見込み。■■■■(****)、■■■■(****)を新規というが今回見送り。日経平均1万4400円を目安に利が乗っているものから戻り売り。引くのも一法である。(了凡)