証券ビュー

森羅万象

市場は静かではないが 06月06日 (2013.06.06)

動かないものが動き出したら、

侵略すること火の如く であるべし。

されど、動かざること山の如し では、

山笑うまで待つのみ。

林の如く、己は静寂であるべし

今の金相場は、上がるに上がらず、下がるに下がらず。

当方は、上がると思うから、それを待っているのだが、

逆に下に行き出したら曲がり屋になる。

曲がり屋は、悲しからずや海の青

空の青にも染まらず、相場の曲がりは病なり。

この病は、下手に意固地になると「死に至る病」となる。

医者も薬もない。自分で治すのみ。

為替は100円を割って、その後、戻したものの、

もう一度売られて98円台。

当方、90円台は今年最後の買い場と見ている。

このドル安の中、金が浮上するか否かが試されよう。

NYダウが落ちて、ドル安となれば、ゴールドは上がろうか?

しかしこのダウ、15000㌦を超え、

天井を唱える人たちも多いが、なかなか落ちぬ。

強気を唱える人は

「今のダウは80年代の日経平均15000円台のようなものですよ」と。

その日経平均は、15000円台から暴落した。

なに、単に上げすぎただけのこと。

材料を無理やり付けて、説明するまでもなし。

上がり過ぎた相場は、下げる。

下がり過ぎた相場は、上げる。

これ即ち、相場自然の摂理なり。

白金、ゴム、ガソリン、

今は、動かざること山の如し。

そのうち、風が吹けば、

その火は、瞬く間に市場に拡がる。