証券ビュー

アンコール伊勢町

6、7月利食いよし 選挙前出来上がるアベノミクス (2013.06.05)

前場中頃売り一巡から反発。主力中心に戻した。後場も堅調、引けにかけて一段高。銀行、証券、不動産の値上がりが目立つ。ドル100円割れ、ユーロ130円どころの円高。10年債利回り0.865%(+0.060)で小動き。前日、日経平均が黄金分割の目安1万3385円を切ったため、自律反発とみられる。5日成長戦略、7日米雇用統計発表にかけてあく抜け。逆回転に入った5月23日の中値1万5111円まで1578円。抜くと倍返し、抜けないと二番底。選挙前の株安が与党に致命的なところから6、7月逆回転の反動。参院選にかけて押しの倍返し。計算すると、1万8800円に跳ね上がった。前日述べた成長戦略と株高を取引、日銀利回り0.8%~1%死守を勘案したもので、実現するとミニバブル第二幕。アベノミクスが出来上がる。2011年11月ヘリテージ財団のレポート通り。ウォール街にしてやられそうだ。軍産複合体、ネオコンの利益につながるもので、彼らは目一杯株高に持ち込み叩き落とす寸法。返す刀で国債先物を売り、10年債利回り1%突破の筋書き。仮説に過ぎないが、5月を伏線に今秋やりかねない。持ち上げた株高の反動が参院選後に出るためだ。FRBが量的緩和縮小をほのめかし、ガス抜きに入ったとみられるだけに政策転換の踊り場。緩和から引き締めになるわけで、これまで貯め込んだ国債や住宅ローン証券など市場に放出しなければならない。日本は逆でこれから2年緩和丸出し。理屈の上でドル高円安になる見込み。リーマンショックが100年に1度の後始末を必要としているように、われわれも伝統的な政策や学説、経験則を当てにできない。昨年11月から半年上げっ放し、5月23日から6月4日前場中頃まで下げっ放しの相場が一番正直。6、7月利食いよし。一度頭を冷やす場面と考えられる。首相に知恵をつけた浜田宏一教授(77)が最近「2%のインフレ目標はもういらない」と述べている。以下、金融政策はすぐ効果がでるが補助的手段。成長を実現できない。もともと雇用と生産を回復することが目的であり、リーマン危機以前の水準に戻すこと。為替はドル100円の現状が妥当という。さらに、インフレはないほうがいい。第1の矢で潜在GDPを達成したなら、理論的に金融政策にできることは何もないという。ここまでいうとしらける。

4日の日経平均271円高。大引け1万3533円。東証一部の出来高51億2400万株、売買代金3兆5600億円。ボリュームアップした。6月物が30円安で寄り410円高の1万3650円引け。底入れしたとみられる。■■■■■■■(****)がS高。4日ホームページでiPS細胞作成用キットをiPSアカデミアジャパンを通じて共同販売開始と発表。比例配分で875円をつけた。26日上場される■■■■■(****)の下馬評が高いだけに■■■■■■(****)も再燃。それより、11日の■■■■■■■(****)も人気。■■■■■■(****)、■■■■(****)に動意がうかがえ、■■■(****)に波及するのも時間の問題。一連のバイオ関連が出直りそうだ。ひところ活躍した■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)も再び出番。改めて■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)をリストアップ。参院選をめどに一旦手を引くといい。■■■■■■(****)でも持ちこたえられない時がある。(了凡)