国内商品は、金も、白金も、ガソリンも、ゴムも、
反発すれども些か弱い。総攻撃はまだ先の話か。
西部劇映画に「遠い喇叭」というのがあった。
所謂、騎兵隊西部劇というジャンル。
敵はアパッチ族。正義の味方は我らが騎兵隊。
今作ると、人種問題で大騒ぎになろう。
見た目に判りやすい敵がいて、ロマンスがあって、ヒーロは男前。
そんな話に、観客が劇場に集まり、皆が沸くだけ、
昔の米国には心の余裕があったのだろうか。
さても国内商品。
金、白金、ガソリン、ゴムは反発を見せるも、力強さに欠ける。
救援の円安騎兵隊の喇叭がなければ、
隊員も、なかなか突撃していくキッカケがつかめない。
白金は、四月十六日安値を中心に
左右横に手を広げた逆三尊の形。
右の開きにもう少し時間をかけようか。
やはり5000円を突破するには円安の援護射撃が必要。
NY金は、時間をかけすぎである。
今週中にも1400㌦を突破していくことが出来なければ、
買い方は、今度は1300㌦割れの不安に怯えよう。
NY金は、ドル高傾向により、
世界の資産は、金離れに向かうのか。
ドルの金利が高くなれば、
金利のつかない金は売られる流れ。
金の弱保合いが、今週も続くようであれば、
もう一段の急落も警戒しなければなるまい。
その場合は、試し玉はいったん、捨石にするしかあるまい。
東京ガソリンは、75000円が砦。
アパッチ族は強敵だ。
ここで功を焦れば、騎兵隊は壊滅してしまう。