証券ビュー

アンコール伊勢町

6月に逆回転の反動 週末駄目押し来週明け止めよし (2013.05.31)

前日引け味が悪く一段安。後場中頃拍車がかかった。債券が反発、円高に振れた反動で、先物安が現物に跳ね返り逆回転。23日をピークに日柄で10日、6月5日前後転機と述べた。日経平均も黄金分割で1万3385円が目安。このため、反転が近い。週末駄目押し、来週明け止めよし。6月14日(SQ)にかけて買い戻しが入るとも述べた。ヘッジファンドの決算、参院選を巡るマルセイの引き揚げがポイント。四方八方買い煽り、売り抜けの風聞が伝えられ、「成功」した5月に似た展開とみられる。1万5111円が反転の関門。23日の高安中値に相当し、抜けば倍返し、抜けないと二番底。選挙前に二番底を考えにくいため倍返しに賭けた。29、30日のロイター電が伝えるように、1〜3月米住宅価格の上昇急ピッチ。3月のケース・シラー指数10.9%の高い伸び。サブプライムバブル以来7年ぶりという。22日FRBが量的緩和縮小を表明し、株高債券安の流れが一変しただけに、ボルカー元議長(86)がNYでFRBに対し「後手に回るな」と一喝したのが印象的。景気が順調に回復する訳がなく、全米リアルター協会によると、住宅を所有する5000万世帯のうち1020万世帯が水面下。ローン借り入れが資産価値を上回っている。金融システム延命のため、大手メディアが歪曲報道。受け売りだが、サブプライム危機直前まで民間金融機関が盛んに債券を買っていた。その需要が失われて起きたのがリーマンショック。今回民間の需要が非常に少なくFRB一色。前回の危機直前よりずっと悪い状況という。4月4日から日銀が後追い。5月23日を境に予想される危機再燃に対し早々急ブレーキ。異次元だけにブレが大きい。しかし、シカゴと日本を結び先物で掻き回しているのは外資のポジション。NY金先物もそうで、冷静に臨めば国内勢の方に分がある。4月に資本主義最後のバブル、米ドルを日本円と交換する相場と述べた。国内勢は、昨年11月から5月まで8兆円売り越し。まだ本格的に買っていない。キッシンジャー(90)は側近にこういったという。日本人は論理的でなく、長期的視野もなく、彼らと関係を持つのが難しい。彼らは単調で頭が鈍く、自分が関心を払うのに値する連中でない。ボルカーも彼の仲間だが、米国が国家として衰退していくのを認めない。現在、日本の製造業が世界一とみられるだけに、われわれは資本市場で外資に負けるわけにいかない。
30日の日経平均737円安。大引け1万3589円。東証一部の出来高44億8000万株、売買代金3兆3700億円。6月物が200円安で寄り590円安の1万3610円引け。10年債利回り0.890%。30日午前参院で日銀総裁が長期金利に対し、強力に低下圧力を加える旨を表明。アク抜けが近い。前日述べた■■■■■■(****)、■■■■(****)。■■■(****)、■■■■■■■(****)。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)などバイオが最右翼。6月11日■■■■■■■(****)、同26日■■■■■■(****)デビューで山場を迎える。30日、見切り売りで200円割れの■■■■(****)に買い信号。6月飛ばすという。タイムリーに■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)を新規入手。週明け楽しみだ。渦中の10年債利回り。あっさり1%に乗せないところがいい。生保が29日から20年債も買い始めた。6月に逆回転の反動が見込まれる。(了凡)