株式市場がドスンと落として、脳天八寸釘を打ち込まれた。
こうなると、国内商品はみなコケる…。
株式市場がドスンと下落。脳天に八寸釘。
株がこけると、みなコケた…と言わんばかりに、
ドル円も急落。国内商品も落ちている。
債券相場も死屍累々の状態だ。
相場世界では、「リスク分散という」という言葉をよく聞く。
投機の世界では、事態が悪化するときは全てが悪くなる。
リスク分散など、あるわけもない。
さて、この一連の下げを一時的と見るか、
大天井を打って下げ過程に入ったと見るか、
今は見極めが肝心なところ。
全体像を見渡せば判ることだが、
株もドル円も長きに亘って下げた相場。
昨年冬頃から底練りを脱出して、漸く上げ始めた相場。
その上昇が、余りに早すぎた分、冷やし玉を入れたようなもの。
炭火で肉を焼くとき、
炭が熾(おこ)って炎が出てしまうと、早々に肉が焦げて不味い。
氷をちょいと差して勢いを鎮める。
今は、その様な時期。
昔、天下の大相場師、是川銀蔵さんが善いことを言っていた。
「相場でも世の中でも、人々が浮ついて、
誰もがジッとしておれなくなるときがある。
そのとき、一人だけ動かずにいるのは、つらいものであるが、
大きな流れ、大勢の見極めがつくまでは
傍観して、軽率に動かないことである」。
高値から五~十%下げたら、ゆっくり買っておけば良い。
ドル円も株も、今の調整が終われば高値を更新してくる。
ゴムも、貴金属もガソリンも、円高時にタネ玉を仕込み、
勢いがつくところで乗せていけば良い。