長期金利上昇が足かせ 参院選まで道理引っ込む (2013.05.30)
持ち上げたものの往って来い。引け味が悪い。長期金利によるもので、米国の10年債利回りが1年2ヵ月ぶり2.1%に上昇する一方、日本も前場0.965%に跳ね1%をうかがう展開。引けにドルが売られ外資の先物売りに値を消した。勇み足といわれる異次元緩和。26日「3%になっても金融システムに問題ない」と述べた黒田節が金利上昇をもたらした。日銀が毎月7兆円国債を買うため、生損保や中小金融機関が弾き飛ばされ板がスカスカという。そこを外資に狙われるわけだ。フィナンシャルタイムズが「金利上昇は第3の矢(成長戦略)を無力にする」と述べ流石と思った。官僚の出し物で当てにならず、規制緩和も彼らの既得権が厚い壁。やったとして利子負担が足かせになる。米国が2010〜11年2次緩和で経験した金利上昇に対し、日銀は声明発表から2ヵ月足らずで発熱。年内1%の予想が6月に1%を超える見込み。足もとを見られたという。しかし、23日のアドバルーンは前日量的緩和縮小を打診したFRBによるもの。黒田節を叩いても始まらない。増税、インフレでもない第三の道といわれる日米欧のリフレ政策。アンカー日本の初押し買い。7月21日の参院選まで無理が通れば道理が引っ込む。29日■■■■■■(****)のS高を口火に一連のバイオ関連が蜂起。値上がりトップの■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)などS高で続きマルセイの風聞しきり。1ヵ月前に引き揚げるといわれ6月決戦。外資と一線を画したもので、SQにかけ買い戻しが予想される。見込み通り自民党が参院でも圧勝し全面高。出来高100億株で煙に巻くことも考えられる。英米のヘッジファンド。タックスへイブンに規制が入り資金の流れにブレーキがかかった。90年代アジア危機、08年以降ユーロ危機に彼らの投機資金が流れ込み、今回日本にも半年で8兆円規模。匿名が困難になり波乱要因の一つという。5月に続き6月も20日にかけて相当なポジション調整。猛烈な大商いで持ち上げ売り抜けを狙っている。米国の長期金利が2.1%、日本でも1%を突破すると、債券バブル崩壊を煽る向きが跡を断たない。しかし、小回り3ヵ月。大回り3年。あと2年有余ある。めいめい活路を目指す猶予期間。6、7月序盤のクライマックスをモノにすることだ。先進国が金融システム延命のため、大手メディアを巻き込んで歪曲報道していることも事実。延命策が効かなくなると厄介である。
29日の日経平均14円高。大引け1万4326円。東証一部の出来高39億1000万株、売買代金3兆1200億円。6月物が150円高で寄り160円安の1万4200円引け。23日から10日整理が目安。1万5111円を抜くと倍返し。抜けないと二番底がやってくる。31日■■■■■■■(****)の公募価格が決まり■■■■■■(****)、■■■■(****)よし。■■■(****)、■■■■■■■(****)も29日から本格化。6月26日に■■■■■(****)が上場するため、■■■■■■(****)の倍返し5800円と述べた。■■■■■■(****)さえ倍返し3700円。売り買い死闘とみられる。改めて■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)が新規。■■■■■■(****)がじれったい。10年債利回り0.940%。引け後、欧米株安から円高に振れ先物一時1万4030円。冷静に臨むところだ。(了凡)