証券ビュー

アンコール伊勢町

相場に学ぶ成長戦略 日経平均1万5111円が岐路 (2013.05.28)

全面安で始まり手掛かり難。下げ渋ったものの引けが甘い。23日の暴落を境に前、後場日経平均500円の値幅整理。日柄で10日、6月14日のSQにかけて買い戻しと述べた。アベノミクスを叩き、国債暴落説を流している連中が円安、株高もけなしているためだ。ニクソンショックから40年円高、リーマンショックから5年行き過ぎた株安の修正場面。23日円ドル104〜5円、日経平均1万5300円ラインに到達。初動3ヵ月、大回り3年の初押しに過ぎない。リーマンショック前、日経平均1万5000円当時の10年債利回り1.5%。27日0.835%で引けまだ余裕がある。異次元緩和が発表され、一時0.350%をつけたものの、引けで見ると0.3%程度の上昇。リーマン前はベクトルが下向き。サブプライム危機で伸び切っていたのに対し上々。彼らのパニック説は現実的でない。長期金利の上昇が金融機関の足かせとしても、株高や不動産の資産効果に景気好転に伴う取引先の収支改善、新規ビジネス、貸し出し増による利鞘拡大が見込まれる。第一、何もしなければジリ貧。日本は昨年11月以降衰弱に向かっていた。バブル崩壊後、合成の誤謬でもめた需要不足と似ている。企業、家計も緊縮に走り、国が花咲か爺になって財政出動するほかなかった。やり過ぎが問題になり軌道修正を迫られた。現在、個人金融資金1500兆円。わずか半年で25%円安となり、375兆円吹っ飛んだ計算。東証一部の時価総額は150兆円増加したのに過ぎない。潜在成長率が1%足らず、インフレ2%の黒田節が実現するとスタグフレーション。金融や財政でデフレを吸収できないのは明らか。結局、成長戦略が決め手になる。それも、現場を知らない官僚の作文が定番。自分たちのレベルで何ができるか相場に学ぶところ。23日改めて■■■■■(****)を紹介したが、27日の日経が伝えるようにインド向け飛行艇輸出に活路。防衛省、経産省の了解を取りつけるのに苦労したようだ。相場は参院選を控え6、7月クライマックス。23日を戻り高値に押しの倍返し。リーマン前の07年高値が目安と述べた。6月14日のSQが焦点とみられ、着地が決まればしめたもの。NY金先物、東京金の成り行きにも目を離せない。23日乱高下した日経平均の中値1万5111円がポイント。抜くと倍返し、抜けないと二段下げ。岐路といわれる。
27日の日経平均469円安。大引け1万4142円。東証一部の出来高39億7900万株、売買代金3兆1300億円。6月物が450円安で寄り580円安の1万4030円引け。ドル100円、ユーロ130円台の円高。10年債利回りが0.005%低下。夜間取引で日経平均先物が1万3760円をつけ、目安の1万3385円に接近している。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)が気になる。IRを発表した■■■(****)、■■■■■■■(****)は■■■■■■■(****)の公募価格決定(31日)から。みずほが主幹事で惚れ込んでいる模様。■■■■■■■(****)は3015円を高値に10日目。月足で初押しだけに切り返す見込み。新規は■■■(****)と■■■(****)を入手。至近距離でタイミングをとらえるところだ。デフレが駄目なのは何もしない資産家が潤うため。参院選で自民党が過半数を取ると、守旧派の爺さん議員がアベノミクスを潰しにかかる。(了凡)