証券ビュー

アンコール伊勢町

6,7月担ぎ倍返し  リーマン前の07年高値が目安 (2013.05.27)

大安の23日、株、債券、為替も逆回転。一面水浸しになり国内外動揺した。これまで半年、円安株高が予想以上。のぼせかけた自民党に外資が突きつけたメッセージ。翌24日も前場買い戻しが一巡し、後場一時日経平均500円安。引け持ち直した。いくらか薬が効いたとみえる。外資系に嫌われたのが飯島内閣参与の訪朝。中国の金融制裁で行き詰まった北朝鮮の誘いに乗り、首相独断で拉致問題を何らか経済的見返りと取引した模様。参院選まで大目に見るが、勝手なことをするなというわけだ。23日の10年債利回り1%も見せしめ。彼らは金融で日本を圧倒。武装解除しようとしている。国民の間でも首相の高い支持率がアベノミクスによるもので、原発、TPP、憲法改正など相当な抵抗がうかがえる。4、5月青森や郡山、さいたま市長選でも自民党敗退。6月14日の都議選に逆風が吹いている。このため、首相や取り巻きにも緊張感。本来20、40%程度調整が入り銘柄も変わるところだが、前週末1万3000円台まで振り回れ右。事実上12%押しで週明け再開。押しの倍返し1万7900円を目指す動き。リーマン前の高値1万8261円(07年7月)が目安という。NYダウがFRBの量的緩和縮小を見越して頼りないだけに過酷なプログラム。6、7月担ぐとすれば8、9月反動安。一日2000、3000円安も考えられる。FRBと日銀が問題。米国はリーマン後、大恐慌、デフレに陥った日本の轍を踏むまいと超金融緩和を実施。金融機関や大企業に公的資金投入、大規模な景気対策に踏み切った。しかし、回復基調になっただけで時間稼ぎ。インフレの気配もなく政府債務が積み上がったまま。日銀が4月4日から追随した。政府債務の清算には増税とインフレしかないが、第三の道を模索しているという。つまり、超金融緩和によるドル安と資産価格上昇によって増税、インフレによらず財務の改善を図るもの。国民が痛みを感じない金融政策で日銀も相当勉強しているようだ。それにしても、至難。FRBの場合、ドルがいかにも安い水準にあり、NYダウをバブルと思われるレベルまで上げる必要がある。議長は当座預金に利息をつけ、バブルを否定し続けなければならないという。日銀の場合、インフレ2%を実現すると引き締め。国債を売らなければならない。2%未達なら新たな追加緩和が必要で買い一辺倒。メガバンクは、どちらに転んでも暴落すると手持ちの国債を手放している。
24日の日経平均128円高。大引け1万4612円。東証一部の出来高58億8700万株、売買代金4兆8800億円。6月物が240円高で寄り20円高の1万4610円引け。10年債利回り0.845%。乱高下に違いないが、8、9月の反動を学ぶ上で前向きな対応が望まれる。■■■■■■(****)が反発したほか■■■(****)、■■■■■■■(****)も切り返した。■■■■■■(****)も強い。■■■■■■■(****)のブックビルに熱気。■■■■■■(****)、■■■■(****)の前触れにもありあり。■■■(****)が24日、熊本大と共同開発した癌に対し免疫応答を増強するペプチドワクチンが治療薬として有効。癌ペプチドワクチンと併用効果を期待できる旨を発表した。医療イノベーションはアベノミクスの目玉。バイオ関連の倍返し相場が始まる。6月のSQまでに目星がつく。世界の為政者たちは08年のリーマン危機から何も学んでいない。延命、既得権確保に明け暮れている。(了凡)