なるようにしかならぬ 2013年05月07日 (2013.05.07)
連休明けだ。相場なんか、仕方ないほうへ押しやられる。
高かろう安かろう没有法子(メーファーズ)。
美しき五月の汗を拭わずに 狩行。
緑美しき五月だが、相場の世界で最近の五月はあまり美しくない。
連休前、NY金の日足は、戻りいっぱいから大陰線をつけた格好。
これは、戻しても売られる相場と見ている。
1600㌦以上の高値は、差し詰め立山連峰。
剣岳へと向かうには、相当の覚悟と体力が要る。
ドル円相場が、四月二六日に大陰線を入れたあと、
短い線で下値切り下げ。
この後、思い直したようにズカッとまた下げる。
まさに小石崩れ。95円を割ってこようか。
得てして、山頂付近で遭難することがある。
円高の影響を受けて、国内商品は下げ基調が続こう。
NY金が戻り天井を打って下げ始めると、
東京金は円高要因が加わり下げを加速させる。
連休明けに、NY金が下げきったところで戻しているかもしれないが、
昨年の連休明け東京金はマドを大きく開けてドカッと下げた。
相場は、そこから五月末まで400円の下げ。
11年の連休明け五月六日からは、
200円以上の強力な五寸釘が打ち込まれていた。
同じことが三年続くのか、それとも、今年は違うのか。
連休前後の仕掛けは、丁半ばくちなり。
運がよけりゃ大儲けで、
悪けりゃ追証責めに喘ぐか、強制的に玉を切られ足が出る。
不運な人は「シマッタは仕舞え」。
幸運な人は「利食い千人力」。
連休明け、七日付けの新聞で
こんなことを言っても栓無きことだが…。